ソディックプラステックについて

ソディックプラステック次世代戦略"モノづくり"から"未来を創る"へ進化する

代表取締役 藤川 操

設立当初から揺るがない徹底したコンセプト

1992年にソディックの射出成形機開発部門が独立して出来たのが、ソディックプラステックです。お蔭さまで「Vライン方式」による安定・高精度射出成形機の販売台数が1万台を突破し、同時に事業の多角化もなし得てきました。設立以来23年間、ソディックプラステックとしてのこだわりは変わっていません。「技術」に自信を持ち、市場ニーズに対応し、顧客ニーズに十分耳を傾けてきたからです。

設立当初、他社の後追いでは意味が無い、明確な差別化が必要であると考えてアプローチした「Vライン方式」です。先見的で独自の方式であるこの技術は、当然のように新技術への疑問符も投げかけられ苦戦を強いられました。しかし次第に優位性が立証され、精密成形及び大型薄肉成形分野で広く認められていったのです。

大事なのは「状況技術」の把握

省エネは世界的な緊急課題です。例えばソディックプラステックでは20年前からLEDに注目し竪型射出成型機の開発を続けてきました。そして今、その努力が開花して生産が追いつかないほどのヒットを生み出しています。

また、熱硬化性シリコン成形でも多くの実績を上げてきています。アメリカでは「シリコンプロフェッショナル」のブランド名でソディックプラステックの名が浸透しています。これも成長著しい分野です。加えて軽金属成形機の開発も手がけ、スマートフォンやタブレット端末に使用される筺体などに、当社のマグネシウム成形機が実績を上げています。ご承知のように現在もっとも熱い市場かもしれません。

つまり、成形業界のソディックプラステックにとって、世の中の動向をいかに把握し、我々の技術をもってして、どのように参入していくかが、なによりのキーポイントです。これを「状況技術」と呼んでいます。今後、どのようなアプローチで我々の事業を展開するかは、まさに「状況技術」とともにあると思っています。これまでの経験と実績によって新たなシーンにチャレンジをしていく、それがソディックプラステックなのです。

大いなる可能性を秘めた食品業界、そしてモーション技術へ

2009年からソディックプラステックに食品機械事業が加わりました。「食は永遠のテーマ」と言われるように、大いなる可能性を秘めた業界です。食品業界は安全・安心が第一です。生産工程のトレーサビリティシステム(情報管理)などの市場ニーズを確かに捉えた事業展開に重点を置き、かつ納期の短縮、コストの問題などを考慮してきました。欧州の安全規格に相当する「EHEDG(イーヘッジ)」に準拠する機械の開発なども行なっています。その結果、食品機械としての様々なノウハウを学び、生産効率アップのための作業標準化も押し進めています。

さらなる事業展開も、もちろん行なっています。そのひとつがモーション関連事業に対する、ソディックプラステック式アプローチでしょう。例えば、リニアモータやモーションコントロールなどのコアテクノロジー開発で、力を入れています。 こうした多方面への展開は、ソディックプラステックの人的資材をより有効に活用し、積極的な多角的事業展開をするという、当社の基本コンセプトの賜物だと信じています。

高品質を求める世界のモノづくりこそ我々のステージ

ソディックプラステックでは設立当初から台湾、そして中国に拠点を置き、市場を開拓してきました。さらに香港・シンガポール・バンコク・ベトナムなどへと広げてきました。昨今では医療機器分野でアメリカを視野に入れ、大国インドへのアプローチも行なっていきます。低コストで作れるものは海外で作り、高品質商品の安定供給を可能にしました。その結果、我々の機械が売れて行くという、理想的な図式が出来上がりました。ただし海外で製作が困難な超高精度のモノに関しては、日本で開発しています。安心と信頼を守る2本柱です。

グローバルな視点で言えば、より専門的な技術、市場をいかに把握していくかでしょう。これも「状況技術」の話になりますが、アジアのそれぞれの国で、何が必要とされているか、専門的な視線で見つめる必要があります。これが今後の焦点になろうと考えています。これから更に求められるのは「信頼と品質」です。中国でも年々製品の高品質追求が高まっています。つまりソディックプラステックの持つトップ技術が増々必要とされる時代に突入しているのです。射出成形機は今後もどんどん世界市場に打って出ます。販売網の拡充を実現し、顧客ニーズに合わせた成形機の開発を目標にしています。さらに食品機械も中国、インドといった巨大マーケットを視野に入れています。これまで培ったアジア諸国との協力に、元々持つ我々の高い技術力、さらには「状況技術」を駆使し、増々加速する世界需要に堂々と挑める基盤はすでに出来ています。

世界的大恐慌に揺れ、未曾有の大震災に見舞われた日本は、元気を失っています。しかし、ソディックプラステックの技術と世界を見つめる目が、「モノづくり大国ニッポン」「技術のニッポン」という称号を取り戻す為に必ず役立つと信じ、さらに次の一世紀に向けて私たちは歩き続けます。

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