

スクリュが固定された状態で回転するので、ホッパー口から供給された樹脂は常に一定の熱履歴を受けることになりその溶融状態は非常に安定します。
インライン方式は、樹脂がスクリュを下げようとする力と、制御されている背圧との差で計量される樹脂の密度が決まります。その為、樹脂の状態で密度が変化しやすくなります。それに対しVライン方式は、固定された可塑化スクリュが一定の力で樹脂を押し出し、その樹脂が射出プランジャを押し下げます。機械的な力だけの、樹脂の状態に左右されにくい、安定した密度の計量が行われます。
インライン方式では、射出初期段階でのチェック・リングからの樹脂のバックフロー量が制御できません。したがって、位置指令で完了する充填工程の充填量は安定せず保圧工程での補足充填が必要になります。 チェック・リングを持たないVライン方式では、射出初期から一定の充填量が確保され、保圧での補充がきかないゲートシールの早い成形でのショートショットの発生を減少させます。